かつら は高額だ。しかも修理時のことを考えて2個買うことが多いから,最初の契約は,大手だと100万円前後にもなることがある。 かつら1つで3年しかもたないのだから,2個で6年以上のローンというのはありえないはずなのだが,金がない客からは月々の支払いを安くするため平気でそれ以上のローンを組ませる。 もちろん,そんなローンを組んでしまったら,6年後,かつら は寿命だが,まだ払うべきローンが残っているという悲劇的状況になる。前回のローンが残った状態で次のローンを組めば,あとは雪だるまだ。 さらに恐ろしいのは追加契約である。 もっとも多いのは,数を買わせるというもの。 とにかく、かつらの追加購入を勧める。ノルマがあるのか,かつらサロンに行くたび、毎回毎回言われるのだ。 かつら修理の間の予備が必要だから確かに2個はいるのだが,適当なことを言って3個,4個と買わせるのだ。 「2個のかつらを順番に使うより4個を順番に使った方が長持ちしますよ」 これは真っ赤なウソだ。革靴などでは乾燥させないと寿命が縮むので,確かに2足を交互に使った方がよい。 例えば,革靴1足で1年使えるなら,2足交互なら3年持つようになる。 しかし,かつらではそんなことはおきない。 1つ3年使えるかつらを2個交互に使ったところで,6年にしかならない。 それどころか,時間経過とともに,素材,特に人工皮膚がが劣化しひび割れてくるので,逆に短く,例えば2個で5年半しか使えなかったりする。 「来年,かつらを値上げします。今なら旧価格で契約できます。」 これも常套手段である。 まず,かつらの定価はあってないようなもの。交渉していると値段なんてほいほい変わる。 「今回は特別です」「あなただけに提示する価格です」 「キャンペーン中につき今月限りの特別価格です」という具合に いろいろ理由をつけて割安感を強調する。 「4つ契約しておけば,お安くしますよ」 今、渡す かつら は2個だが、何年も先に製作する3個目、4個目の かつら を同時に契約すると、安くなる、 というものだ。 よく考えて欲しい。かつら4つを契約するということは,10〜12年先まで契約する,ということだ。 店にしてみれば,10年分の客を確保したわけだから,おいしいことこの上ない。 こんな契約はぜったい乗ってはいけない。 もし、こんな購入契約を結んでいたとしても、納品前ならかなり有利な条件で解約できる。 さまざまな消費者保護の法律のおかげで、業者も無茶な契約はできなくなっているのだ。 しかし、ユーザーが無知だと見るとけっこうこんな話をしてくるのである。 自分は行くたびにこうしたセールスを聞かされ,非常にイヤだった。 おそらく歩合給だから勧誘に熱心なのだろうが,その度に断るのは苦痛だ。 特に毎回違う店員がカットする大手では,断っても断っても次の店員が勧誘してくる。 せっかくIT時代なのだから,1度断ったら半年間は営業しない,とかの管理をして欲しい。 |
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